
<YouTube配信のお知らせ>

視聴いただくと分かりますが、クアトロガッツ中辻社長が熱い!
とにかく革が好き。タンニン鞣しLOVE!
だってみんなで着ているTシャツ「フルベジタブルタンニンレザー」って書いてあるんですよ♪
これは中辻社長が着ているのを見て、遅澤社長が即反応(笑)
栃木レザーとしては絶対着たくなっちゃいますよね。
前編はそんなタンニン鞣しの良さや、栃木レザーについて。遅澤社長も熱く語ってます。
後編は「本物の革とは何か」を教えてくれた、ハシモト産業の橋本会長への想いやエピソードなど、ハシモト産業の小笠原専務も交え、盛りだくさんな内容となっております。
ぜひご覧ください!
YouTubeはこちら
4月13日Vol.245
社外めぐり・香港APFL展示会
3月11日~3月15日、香港会議展覧センターにて開催の香港APFLレザーフェアへ出展して来ました。


今年は円安の影響で海外勢にとって日本製品が注目されている印象を受けました。
ジーンズが良く注目される中でヴァーチェのプルアップ感も興味高かった印象です。
見た目も特徴的なだけに、仕上げ方法や用途など多くの質問を受けました。
今年はナチュラル、淡い色がトレンド色となっていて、アースレザーやホロイベンズなど素上げ調を好む声が多数ありました。

これは毎年ですが、栃木レザーの厚物革は大人気なので最終日はほぼ完売!
別場所で出展していた伊藤登商店様も栃木レザーの展示革はゼロになっていました。

これらは当社への期待の表れなので、しっかりお応えできるよう、未熟な所を強化していきたいと思います。(逆井 強)
栃木レザーの真髄はそのままに、海外展示会では新しい栃木レザーもアピールしていきたいですね。逆井課長、お疲れ様でした。

3月10日Vol.244
社外めぐり:みかも山香楽亭ワークショップ
2回目となる「みかも山香楽亭」でのワークショップ。初回に続きキャンセル待ちがでるほどの大盛況となりました。
今回は講師を務めた桑垣健太さんにレポートしていただきます!

参加者の皆さまには裁断済みのキット状態から穴あけ、手縫い、金具の取付といった本格的な工程に挑戦していただきました。
製作開始直後、机に並んだ多くの専門工具を目にした参加者からは驚きとともに期待感に満ちた声が上がりました。
完成時には、自分で一針ずつ縫い進めたからこその「愛着」と、一つの製品を作りあげることの「手仕事の大変さ」を同時に実感されている様子が印象的でした。
既製品にはない、自作ならではの温かみを感じていただけたことは講師として大きな喜びです。

- 技術の言語化・・・手縫いの糸を引き締める強さや、カシメ等の金具を打ち込む際の「微妙な力加減」を、初心者の方に分かりやすく言語化する難しさを痛感しました。
- 進行管理の工夫・・・作業への意欲が高いあまり、説明の前に次の工程(接着や穴あけなど)へ進んでしまい、失敗に繋がってしまう場面が見受けられました。


今後は失敗を未然に防ぐためのチェックポイント「ここからは一緒に進めましょう」などの声掛けを明確に設定し、よりスムーズで満足度の高いワークショップを提供できるよう、指導スキルの向上に努めたいです。(製品課・桑垣健太)
普段「無意識に行っている力加減や手順」こそが、作品のクオリティを左右する重要な技術、
まさに職人としての視点ですね。
当たり前なことを当たり前にこなすことが仕上がりを左右する。革作りも同様ですね。
桑垣さん、1日講師お疲れさまでした。

3月3日Vol.243
連載:社員インタビュー
第4話_龍崎 正康さん(3課)

10年後、20年後、どうなっているんだろう。自分は年齢的にリタイアしているだろうけど、今の20代、30代の子たちが、いきいきと働いていけるのかどうか。それを考えると、足りないものがあると感じる。
やっぱり、イノベーションが起きないといけないんだろうな。自分たちが何をすべきなのか、何を起こさなければいけないのか、中の人間ってほんとにわからないし、正直なところ、この中から「起こる」というイメージがない。他力本願かもしれないけど、外からゆさぶられて、イノベーションを生み出すきっかけをもらうしかないのでは。それで、会社が動かないとほんとにダメだよ。
自分たちからは絞り出しても汗くらいしか出ないけど、若い人はたくさんのアイデアを持っている。「新しい風」を運んでくるのは、外の視点や若い感性だから。
その芽を潰してはいけないよね。ここには古い考え方が根強く残っている風土があるから。防衛本能も働く。そんな風潮が蔓延すると、元気な若者にも伝染してしまう。だから、これまでも生まれなかったのかな・・・
「守る」と「挑む」
2,3年前だったかな。新喜皮革さんで鮭とかサメなどの魚の皮を活用した「フィッシュレザー」を製造して、小物づくりに取り組んでいた。コードバンという不動の地位を築いていながら、魚の皮という全く異なる領域に挑む。これこそ、「スピード感のあるベンチャー精神」と「老舗の重み」の融合。土台があるからこそ、突き抜けた挑戦。すごいと思う。
今回、インタビューとなったけど、自分はこのMIMOSAすら読んでいなかった。色んな人がインタビューのなかで声をあげているのを今さらだけど読んで驚いた。それでも会社が動かないのはなんでだろう。
みなそれぞれ想いはある。そこでとまっている。一歩先へは進めない。これが現状。どうしたら、動きだすのか。
「守る「と「挑む」。その両方を誇れる会社であってほしい。若者たちが、迷いなくその一線を越えて、突き抜けていける環境を残すこと。それが、今の自分たちに課せられた使命なんだと思う。(龍崎さんの配信は本日で終了です)


3月2日Vol.242
連載:社員インタビュー
第3話_龍崎 正康さん(3課)

ITバブルで、雨後の竹の子のようにベンチャーが登場した時代、社長のインタビュー記事を見るのが好きだった。孫さんとかホリエモン、楽天の三木谷さん、光通信の重田さんなど、世界を塗り替えるストーリーは面白い。
その一方で、日本橋とかに軒を連ねる老舗たちは、軸を変えず、時代に流されず、お客様を大切にしている。そこが長く続くコツなんだろうな。土台は大事。
「スピード感と革新性」を持つベンチャーと、「時代に流されない強さ」を持ち続ける老舗。じゃ、栃木レザーはどうなんだろう。中にいると自分たちが向かっている先が見えない。軸は変えていないのか。いや、変えちゃっているんじゃないのか・・・とか。
でも、効率を優先すればクロム鞣しに流れる。手間も時間もかかるタンニン鞣しを守り抜いているのは、老舗が守るのれんと同じで、目先の利益より、自分たちが信じる革のあり方を優先している証拠なんだろう。
突き抜けたい
この前、YouTubeでエルメスのブランドストーリーを見た。職人さんを一から育て、どんな小さなものでも機械ではなく手縫いにこだわり、「神は細部に宿る」を体現している。そして、みんな同じものをつくるのではなく、職人のレベルに合わせて、ものづくりをしている。生産効率ではなく、人の成長を軸に置いているのがすごい。
そして、「そんなことをしなくてもいいのに」というところまで細かく針を入れているという。一見すると過剰とも言えるレベルの追求は、他の鞄屋の視点からすると、考えられないと。
だから、ブランド価値を上げ、他のブランドとの差別化になっている。
栃木レザーもそんな会社になってほしい。やっぱり、突き抜けないと。「何もしないおまえが言うか」と笑われそうだけど・・・(4話の配信は明日の火曜日です)


2月27日Vol.241
連載:社員インタビュー
第2話_龍崎 正康さん(3課)

入社したのは21年ほど前。ここに来る前は、コンビニで働いていた。家のローンもあり、給料の高いところで働きたいと思い、辿り着いたのが栃木レザー。自分の希望に合うのは、ここだけだった。
産業再生機構の支援を受けた2000年代初頭だったから、まさに会社の存亡をかけた転換点。経営再建の真っ只中で、現場が夜遅くまで活気に溢れていた。今思えば、栃木レザーというブランド化へ向けた凄まじいエネルギーがあった。
だから、忙しかった。午後5時からが本番で、「さぁ、もうひと踏ん張り」という感じ。帰宅すると久米宏のニュースステーションがはじまってた。ある意味張り合いがあって、面白かったね。
コンビニで働いてた時は、残業代はないし、休みも少なかったから、仕事はキツいけど、残業代も出て、週末休める栃木レザーは、なんていい会社だろうと思ったよ。今、ワークライフバランスって言われているけど、自分にとっては良かった。
今、自分は決まっている持ち場があるわけではなく、手の足りていないところに入る。みなそれぞれ、ポジションがあるから、俺みたいなフリーの存在が現場の穴を埋める。遊軍みたいなものかな。(第3話は来週月曜日の配信です)


栃木レザーの歴史の転換点を知る人、龍崎さん。本日から来週にかけての配信では、入社前の「誤解」から始まり、産業再生機構下での猛烈な忙しさを駆け抜けた過去を語ってくれました。龍崎さんの、飾らない言葉に宿る想いをご紹介します。
2月26日Vol.240
連載:社員インタビュー
第1話_龍崎 正康さん(3課)

栃木レザーの大抵の人は、勘違いからはじまるんだよ。自分もその一人。
地元の人間だから栃木レザーの存在は知っていたけど、ここで日本の食肉牛を解体して、皮を剥がし、革をつくっていると本気で思ってた。ここに来て、はじめて知ったんだよね。屠畜(とちく)は別の場所で行われて、すでに剥がれ、腐敗を防ぐために塩漬けになった原皮が届くんだと。しかも、北米などから輸入された舶来ホルスタイン種!
ここでバック、財布をつくっていると思って面接にくる人も多いけど、外からだとよくわからない。「あれ?想像していたのと違った」と思っても、「やります」となる。
入れば、栃木レザーが守り続けているタンニン鞣しの圧倒的な手間に魅了される。「皮」という動物の副産物を、一生ものの「革」へと変える伝統的な世界を知り、最初の勘違いはいつの間にか職人としての誇りに変わっていくのかな。
中学生の時、「すげぇとこあるから行ってみようぜ」って同級生と自転車を走らせたことがあった。辿り着いたのは、多分、宿河原。木造の建物の窓からでっかい牛の革が吊ってあるのが見えて、こわごわ中をのぞき込んだ。誰かに「こらっ」って怒鳴られるんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、そこには正体不明の圧倒的なエネルギーを感じた。
あの時の底知れぬ怖さ、鼻をつく革の匂い、今でも記憶に残っている。
かつての肝試しの場所が、今はその壁の中でものづくりをしている。人生、わからないね。(第2話は明日金曜日の配信です)


2月24日Vol.239
<社外めぐり・イタリアLINEAPELLE>
革素材展示会「LINEAPELLE」
ミラノコルティナ冬季オリンピック真っ最中の2月10日~2月12日、
今回もハシモト産業、新喜皮革、キモトレザーワークス、栃木レザー4社共同出展です。





今回当社の目玉は三柴工場長試作の「VISTA」



現地からこの写真が送られて来たとき、最初当社の革とは思えませんでした(笑)
今ままでの栃木レザーでは考えられない雰囲気ですよね。
今回これが大変評判良かったそうです!
事務所にカットサンプルありますので、気になった方はぜひ見に来てください!
今回は2027年春向けの展示会の為、色+白を混ぜたパステルカラーが多かったとの事でした。
サーモンピンクやレモンミルクと表現されるようなカラーでしょうか。
三柴工場長も今後そんなカラーの革に挑戦していくような話をされていましたので、
それもまた楽しみです!
遅澤社長、三柴工場長お疲れ様でした。(総務・伊藤)

2月20日Vol.238
<社内めぐり・振り返り>
あのとき語られた、あの言葉 ⑤
インタビュー振り返り第5弾は、工場の生き字引こと大場さん。
13の頃から機械扱う仕事をしながら、メンテナンス分野を切り拓いてこられました。その語りは、工場という場所が単にモノをつくるだけでなく、人と機械、人と人が深く関わり合い、歴史が紡がれていく舞台であることを再認識させてくれます。
結城化工という会社のこと、栃木皮革の時代、様々な歴史を語ってくれましたが、なかでも印象的だったのは、機械を学ぶためには、「壊す(分解)ことから始まるんだ」というお話です。
そこには、「何故、壊れたか」という逆演算があります。壊れた箇所を特定し、その原因は摩耗なのか、熱なのか、あるいは使い手の癖なのか・・・そんなことも突き止められる、最高の実践教育なのだと思います。
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施設課・大場さん(抜粋)
壊すことからはじまる
機械は人がつくったもの。電気関係は別として、単純に言えばばらしたものを組み立てれば元に戻る。しっかり見て、丁寧にやれば、誰にでもできる。廃棄するモーターを練習台にばらす。そうするとすぐ覚える。壊すことからやらないと。渡辺はだいぶできるようになった。もう俺はいらないよ。
この栃木レザーには、結城化工から持ってきた機械がたくさん生きている。俺が19の時に初めて受け持った機械が、新館の1階で動いているよ。もう、51年。俺の人生の相棒だね。
結城でメンテをやっていた頃は、東京から週に一度、メーカーの人が点検に来ていた。俺は溶接がメインだったけど、2年目に入った時、その担当者が退職することになって。「大場さん、この機械面倒みてくれないかな」と託された。3日ほどメンテの特訓を受けたよ。あれがメンテのはじまりだった。
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今回で、インタビューの振り返りは終了です。5回に渡りインタビューのほんの一部を載せましたが、今、2号目のMIMOSA冊子を作成中ですので、是非、目を通していただきたいです。仲間の経験、メッセージを心に留めていただければ嬉しいです。
来週からは、3課・龍崎さんのインタビューがはじまります。ご期待ください!

2月18日Vol.237
<社内めぐり・振り返り>
あのとき語られた、あの言葉 ④
インタビュー振り返り第4弾では、各部門を牽引する課長職3名の登場。
まずは、製品課の逆井課長。栃木レザーの製品を世の中に出してもいいのかを評価する、最後の砦。品質の番人としての責任の重さと、信頼のリスクを担う。そんななかで新商品開発プロジェクトへの期待を語ってくれました。
そして、長いこと染色の仕事についていた4課の中澤課長。21年間ひたむきに色と向き合いデータを蓄積してきた経験を持つ。その色見本データ量は、2,000頁を記録。何故、それをやるようになったのか、語ってくれました。
最後は、これまで多くの人を支えてきた3課の清水課長。経営破綻という苦境から栃木レザーというブランドが確立するまでの当時の体験談を話してくれました。
現場を知り尽くした3人の課長が語った、それぞれの視点。そのインタビューの語りから一部、抜き出してみました。
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製品課・逆井課長(抜粋)
新商品開発プロジェクト
倉庫の隅で寝かせている革を活かそうというのが、新商品開発プロジェクト。面白い素材に変えられないか、再生のための試行錯誤。自分はプロジェクトリーダーとなり、社長と一緒にイタリアへも行かせてもらった。
帰国後、メンバーにイタリアのタンナーの話しをしながら議論した。次々出るアイディアに、栃木皮革時代にも同じようなものがあった。「あの時は流行らなかったけど、今なら価値あるかも」と考えてみたり、思うようにいかず理想と現実のギャップに苦しんだり。悩みながらも、いくつかの作品が生まれると、イタリアでの展示会に社長が1つ持って行ってくれた。3課の山本さんがつくった革。イタリアから新喜皮革さんが発信したYouTubeの生配信を見ていたら社長が登場。その革の説明をした時は嬉しかった。
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4課・中澤課長(抜粋)
何故、記録を残したのか
お客様の依頼は多種多様。「いついつ注文した時と同じ色でお願いします」といったものに応えるには、過去の処方情報が必要になる。ムラやシミのないきれいな革をつくるには、勘ではなく正確な処方でやるべき。注文を受けた日付を入れておけば、いつでも過去の情報を引っ張り出せる。だから、データーベース化を試みた。
練習用の革があるわけじゃないから、半人前だろうと何だろうとすべて製品になるものをやっていた。ドラムの中に革が40 枚入っていて、自分のミスでダメにすると、40枚すべてを失う。ある日、ベージュのドラムに、間違って赤の染料を入れしまい真っ赤になったことがあった。
色を薄くする薬品を入れてどこまで色が薄くなるか・・・焦りながらも、お湯につけると色が抜けることを経験していたので、まず赤の染料を流しお湯に革をつけてドラムを少し回した。できるだけ色を抜き、合成剤を入れて漂白。もう1度水洗いしてお湯を張った。しばらく置き、そっと見てみると、ベージュに戻っていた。データベースが失敗への恐ろしさから守ってくれ、発見の面白さが仕事へのモチベーションをあげてくれた。その両面があったからこそ、続けて来れたと思う。
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3課・清水課長(抜粋)
どん底からブランド力を持つまで
先のことは誰にも想像できなかった。去るか、残るか、みなが岐路に立たされた。残ると決めた自分は、課長の立場に少しずつ慣れていった。そして再生機構、先代の陣頭指揮、多くの人たちの協力によってなんとか持ち直し、栃木レザーとして生まれ変わった。
ここから、先代のトップダウンで事業が進められていくのだが、今思えば、あの時の底力が、栃木レザーというブランドをつくりあげた。後に、ショップをオープンさせるとなった時、正直、自分は喜べなかった。商品は消耗品かもしれないけど、革は使えば使うほど味が出る。買い替え需要が少ないなかかで、店の経営は成り立つのか。素人ながら、余計な心配をしていた。
実際、オープンしてみると、多くの栃木レザーファンが店舗に押し寄せ、運営はすぐに軌道にのったようだ。先代が進めていたブランド化の効果で、多くのメディアに取り上げられ、さらにお客様がついてくれるという連鎖が生まれていた。工場にいる私も、栃木レザーが周りから認められていることを実感することができた。
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責任、継続、そして再生。現場を知り尽くした3人のリーダーたちが語る言葉には、私たちが大切にすべき「プロとしての誇り」が詰まっていました。 (この振り返り、明日の大場さんで終了です)

2月16日Vol.236
<社内めぐり・振り返り>
あのとき語られた、あの言葉 ③
社員インタビューの振り返り第3弾。今回は、「個の集団」から「一つのチーム」へ進化するために声をあげた4人です。
一人目は、「ものづくりの全体を知ることが必要では」・・・と語っていた大和さん。自分の仕事に突き進む「職人気質な熱量」は強みである反面、「隣の工程への無関心」という壁をつくる可能性もある。その壁を低「つくる」現場の熱量を、「売る」現場の視点で研ぎ澄ますのは篠田さん。工場と店舗が近いというメリットを活かした店舗でのアルバイトは、単なる手伝いを超えた「生きた研修」と言えます。確かに、「顧客の迷い」や「手にとった瞬間の表情」は、工場にこもっているだけでは見えません。
店舗経験の長かった小川和泉さんは、「長く持つ」という、当たり前だと思っていたことが、外からの視点によって「かけがえのない価値」だと知ったことを話してくれました。毎日革に向き合っていることが、「ブランドの信頼性」そのものであるのです。
そして4人目、後輩への指導は、「教える」ではなく「差を縮める」 と言う目黒さん。一方通行の指導から「双方の感覚のズレ」を認識し、その距離を少しずつ埋めていく。 相手の個性を尊重しつつ、距離を縮めるという目黒さんの視点は、まさに現代のコミュニケーションと言えます。
それぞれのインタビューの語りから一部、抜き出してみました。
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4課・大和さん(抜粋)
前後を知り、全体を知る
そんなことをよく、考える。私自身、3 課への手伝いをきっかけに、自分のやるべきことを理解できた。仕事をする上で全体の流れを把握するのは大切なこと。自分の仕事だけに目を向けていると、全体の動きになかなか気づくことはできない。
次の工程の人が気持ちよく仕事をこなせるように配慮したり、やり易くするために工夫をしたり。小さな気遣いを積み重ねることで信頼関係は深まると思う。
栃木レザーは、自分の仕事しか見ない風潮がある。そこへの熱量はすごいけど、そこだけでものが完結するわけではないから。若い人材が入ってきてくれる今こそ、全部の工程を経験してから配属を決めるとか、もっと柔軟に考えられるようになったらすごい。
みんながそうだったように、面接に来るのも勇気がいること。そんな人材をしっかり受け止めてあげることができれば、きっと未来も明るい!
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2課・篠田さん(抜粋)
「つくる」と「売る」
アンテナショップの手伝いを募集しているので、月に1 回は店頭に立っている。最初はちょっと覗いてみようかなという程度だった。もともと販売の仕事をしていたから、新鮮な感覚。
お客様に接する機会を持てるのは、ためになることが多い。「世の中が求める革って、どんなもの?」を知ることができるし、売る世界に携わるだけで勉強になる。自分は参加していないけど、このアルバイトは新商品開発のプロジェクトチームに役に立つのでは。
工場の近くにある店舗だからこそ、気軽に行ける。折角、与えてもらっている機会、一人でも多くの人に体験してほしい。
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商品販売部(現在製品課)・小川さん(抜粋)
知らなかった栃木レザーの強み
以前、取引先の方から、「栃木レザーさんの商品は、ほんとに長く持ちますね」って言われたことがあった。外の人から聞いてはじめて知ったこと。
いい革だから、経年変化も楽しみながら味わえる。自分にとっての価値がプラスされるのが栃木レザーの良さなんだな、と。
その価値をお客様に知ってほしい。やっぱり長く使えるっていうことってすごく大切だから。
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3課・目黒さん(抜粋)
経験は、見える世界をかえる
難しいのは、後輩にものづくりの「感覚」を伝えること。
明確に表現できないし、数字に置き換えられない。手順はマニュアル化できるけど、見えないことをどう、伝承すればいいのか悩んでいる。「見る」ものは同じでも、「どのように見えているか」は人それぞれ。同じ温度でもその人の状況によって寒く感じたり暖かく感じたりするのと同じ。
だから、教えるというより、お互いの感覚の差を縮めることをやっている。自分も最初の頃、豚の吟面と床面の区別が全然つかなかった。
今、削った後に見れば瞬間的にわかる。全く違うものに見えるのに、なんであの頃はわからなかったのか不思議。数をこなしていけば見方がかわってくる。経験が、見える世界をかえるんだな、と。
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4人のインタビューを通じて見えてきたもの は、
「自分の仕事」に閉じこもるのではなく、
大和さんのように「横を見(他の課)」、
篠田さんのように「前(顧客)を見」、
小川さんのように「外部から会社の良さを見」、
そして目黒さんのように「後輩と同じ景色を見る」
「高い技術を持った個人の集団」から、「共通の価値を信じ、共に育つチーム」へと変貌しようとしていることが伝わってきます。(この振り返り、来週も続きます!)

2月13日Vol.235
<社内めぐり・振り返り>
あのとき語られた、あの言葉 ②
社員インタビューの振り返り第2弾。今回は、核心を突く3人の思考に焦点を当ててみました。
消費者の価値観が「所有」から「共感」へ移るなかで、供給側の意識改革を感じる安生さん。
伝統と現代のギャップを背景に、現代の視点で伝統を再定義する必要性を話す青山さん。
言語化が難しい「職人の勘や経験」のマニュアル化に挑みたい大木さん。
インタビューの語りから一部、抜き出してみました。
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1課・安生さん(抜粋)
対岸にあるタイパ・コスパ
近い将来、革の需要がどう変化するのか気になる。革は嗜好品、景気に左右されやすい。特にコスパ、タイパを求める若い世代からすると、革の世界は選択肢から外れちゃうのかな。だからこそ、その世代に向けて、良さをわかってもらえるように働きかける必要があると思う。興味を持ってもらうためには、どんな風に良さを語りかければいいのか。
一方で、栃木レザーがやっていることは、今の時流に乗っている。やり方は伝統的でも、化学薬品を使うクロム鞣しに比べれば、植物性の材料を使用しているタンニン鞣しは、環境にも人にも優しい。手間ひまをかけた分、使えば使うほど色や風合いが変化する。その経年変化を楽しむのが革の醍醐味。タイパ、コスパを重視する世代とは、大きな価値観のズレはあるけれど、長く使えて、汚れや傷をかっこよく育てる。その良さを伝えたい。
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3課・青山さん(抜粋)
ギャップ
社会が成熟していくにつれ、デジタル化が進み、同じようなものが多くなりがち。例えば、落ち葉は一枚一枚の葉脈が全て違うのに、見逃されてしまう。現代のなかで、この伝統的な仕事を形にするには、落ち葉のように一枚一枚違うということをを分かってもらわないといけない。
みんな同じじゃないといけない、という今の風潮のなかで、人が本来持つ自然な感覚は、生きていくうえで必要なものではなくなりつつある。その環境で教育された人たちが栃木レザーに入って来た時、私たちはこの仕事の価値をどう伝えればいいのか・・・。
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環境課・大木さん(抜粋)
残したいこと
どんなにデジタル中心の世界になっても、ものを生み出す第一歩は、人間であり職人の技術からはじまると思う。栃木レザーも、この分野で職人の雇用を生み、若い世代に技術を伝承し、これまで培ってきた伝統技術を絶やさないようにしている。
その革でつくられたものを手に取った人が、生み出された背景を知る機会に触れる。自分が財布の買い換えでタンニン鞣しの革、栃木レザーを知ったように。そして、技術や伝統を受け継ぐだけではなく、新たな取り組みを試みないと生き残れない。
今、栃木レザーの技術の伝承はほとんど口伝。感覚的な生産の技術を活字で残すのは難しいから文書化されなかった。それがなくても成り立っている現実もある。でも、どこかで途切れてしまう。その前にバックアップでいいから残したい。前職でマニュアルや手順書をつくる仕事をしてきたから、その経験をいかして挑戦してみたい。
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3人の言葉を並べると、
変えるべきもの → 需要への対応
捉え方を変えるもの → 伝統の定義
変えないものを守るために変えるもの → 継承の仕組み
栃木レザーがやるべき視点が見えました。(この振り返り、来週も続きます!)

2月10日Vol.234
<社内めぐり・振り返り>
あのとき語られた、あの言葉 ①
2024年スタートから約2年。社内報「MIMOSA」は、総勢22人の社員たちの挑戦と素顔を追い続けてきました。仕事への愛、人としての厚み。私たちの明日を照らすのは、いつだって仲間の深い「こだわり」です。この1年のインタビューを振り返り、4回に分けてお届けします。
まずは、プライベートと重ね合わせて仕事を語るのが印象的な3人。
妥協を許さないラーメン研究家、山田さん。
祖父から継承した米作りの魂が指先に宿る慶野さん。
革と音楽という生き様から溢れ出す桑垣さんの感性。
インタビューの語りから一部、抜き出してみました。
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2課・山田さん(抜粋)
安住ではなく、不完全が魅力
創業50 年を超えるラーメン二郎は、未だ行列が絶えない。
それを紐解くと、色々なことがわかる。
コシの強い麺に負けないスープの強さ、
そのバランスは絶妙だが、二郎の魅力は「不完全さ」。
味にブレがあるところだ。
マニアのなかではそれを上振れ、下振れと呼ぶ。
ベースよりも美味しい時は上振れ、
ベースよりちょっと味が薄い時は下振れ。
口にした瞬間、「今日のスープは上振れ」と、わかる。
一辺倒の美味しさではつまらないけど、
安定感がないのが、ギャンブルのように面白い。
このブレは、革づくりに共通するものがある。
生き物だから、一頭、一頭、肌は違っていて、
それを鞣して、染色すれば一枚、一枚、表情は違う。
牛の年齢や部位によって厚みの感触も、仕上がりも違う。
その違うものから自分の好みを見つけ出すのが、
栃木レザーのファンの楽しみかもしれない。
その伝統を守ることや、本物を追求するのは、
どんなものづくりでも同じ。
共に原点にして頂点だからかな。
麺活からそんなことを感じている。
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1課・慶野さん(抜粋)
ものづくりが好き
平日は、革づくり。週末は米づくり。
ものづくり好きの自分は、いい人生を送っている。
革は、命を終えたものの再生。
米は、生まれ育てる命。
違うようで、同じ。無駄な命は、何一つない。
でも、米作りは人不足、
みんなやめちゃうんだよ。継ぐ人がいないから。
革づくりも、残る人が少なくなってきている。
このままだと、残らない。
だから、その歴史を閉ざしたくない。
残したいよな。米作りも、革づくりも。
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製品課・桑垣さん(抜粋)
ROOKな生き方
ものづくりと音楽は、自分の人生に必要なもの。
音楽は背骨で、ものづくりで物語をつくる。
革の小物づくりは、
ネイティブアメリカンの文様をカービングする。
そのモチーフは文化的背景や精神的な意味がある。
つくり手、つかい手の価値観や美学を表現するシンボル。
自分が追い求めてきたものは、伝統かな。
文様をカービングするのも、
神社に足を運び神々が宿る場所に惹きつけられるのも、
文化や信仰を反映し、
継承するものに心を揺さぶられるから。
ギターもROCK という価値観や表現方法で、
伝統を残す、ぶち壊すROCKER になりたかったのかも。
音楽も、革づくりも、伝統に加えるのは「自分らしさ」。
そしてROCKな世界=「PARADOX」が生まれる。
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自らの生き様を仕事へと昇華させる3人の物語。個々のキャラクターが際立っていて、「仕事の顔」の裏に、語るべき「人生」がありました。(この振り返り、今週一杯続きます!)

1月20日Vol.233
<社内めぐり・革ジャンの伝道師来社!>
「カッコいいとは、こういうことだ」
それを30年以上、全力で貫いてきた雑誌、 Lightning。

“作り手の魂”
そして“それを選んだ男の美学”
そこにしか、本物のカッコよさは宿らない。
アメリカンヴィンテージ、デニム、レザー、ミリタリー、バイク、ガレージ、エイジング、クラフトマンシップ。
これらすべてに共通するのは、
「時間をかけて育てる美しさ」
「エイジングは、生き様」
たとえ色落ちでも、傷でも、シワでも。
それは、その人の人生が染み込んだ証。
新品よりも、使い込んだ革ジャンのほうがカッコいい。
そう本気で信じている男たちの雑誌、それが Lightning。
そんな Lightning の名物編集長であり、
革ジャンの伝道師「モヒカン小川」さんが、
なんと先週、当社に来社されました。
Instagram用の撮影をお願いしたところ、
快く 「OK!」 をいただき、
ちゃっかり 「nogake」 も持っていただきました!

「絶対に nogake を持ってもらい、遅澤社長との2ショットを撮る!」
と密かに企んでいたのです(笑)
しかも当日は、
当社の “oiled kip” を使用したTENJIN WORKS のレザーコートを着用されていたので、
遅澤社長もそれに合わせ、私物であるTENJIN WORKSのコーチジャケットを着用!

シャッターを押す指が止まらず、気づけば何枚も撮影してしまいました!
こんな風貌なモヒカン小川さんですが(笑)
とても気さくで、私もたくさんお話しさせていただきました。
毎年10月開催の横浜でのイベント、「Leathers Day」 に向けて、
あれこれと熱い話で大盛り上がり!
Lightningにとっても、そして当社にとっても、
これは間違いなく“面白いこと”が始まりそうな予感。
今後の展開に乞うご期待ください!(総務・伊藤)

1月7日Vol.232
<社内めぐり・2026年新春アンテナショップ>
アンテナショップは工場より一足早く、2026年1月3日より通常スタートとなりました。

年末からのアウトレット品やサンプル品などのお買得価格商品も大好評。


「minca」の商品は栃木レザーの経年変化を存分に味わえるのが醍醐味。
スタッフはカラーごとに異なる変化を説明し、納得した上でご購入いただくよう丁寧に説明します。
また店内の照明と外での色の違いなどにも配慮し、実際外でご確認いただくこともあります。
栃木レザーの特徴と、ご購入後のお手入れについても丁寧にご案内します。
そんな中、ケア用品もセットで販売できた時は喜びもひとしおです!

色違いの商品を何点かプレセントでご購入いただいた際、中身が分かるようにこうして商品タグを貼り付けてお渡ししました。
お客様大変喜ばれていましたね。
販売では当たり前のことなのかもしれませんが、忙しい中こうした細かな気配りが出来るのは素敵です。
私が行ったのは4日でしたが、1日中お客様が途切れることはありませんでした。
接客にレジ対応、その合間を見てECサイトの事務処理や梱包なども行います。
商品を販売することはお客様と栃木レザーを結ぶ接点となるわけで、いわば顔なのですよね。
それだけに、時に厳しいお言葉をいただくこともありますが、
店長はじめ、スタッフみんな栃木レザーの代表として店頭に立ってくれています。
革作りの現場と商品販売のショップ。
共に切磋琢磨しながらまたこの1年飛躍して行きたいですね。


12月18日Vol.231
<社外めぐり・東京レザーフェア視察報告>
先日浅草都立産業貿易センターで開催された東京レザーフェア。








何が一番印象的だったかといえば、とにかく革業界での遅澤社長の顔の広いこと!(笑)
どのブースに行っても、移動の階段でも「あ!栃木さん!」「あ!遅澤さん!」の連続でなかなか前に進みません(笑)

今回ヴァーチェの他にnogakeエンボスの新色が展示されていましたが、やはり「栃木レザーの新商品」ということで多くの方が足をとめている印象でした。
今回の視察を通じて、改めて栃木レザーの存在、立ち位置の気づきを得るとともに新商品の可能性の高さを感じることができました。
2日目は三柴工場長をはじめ4課の玉田主任、3課の目黒さんが同行。
玉田主任からは、「取引先との打ち合わせ内容を、確実に現場へ共有していくことの重要性を強く感じた。 また、品質の安定性も課題として取組みたい」との感想がありました。
さらに、各タンナーごとの特色や取り組み、挑戦について直接知ることができ、新たな知見を得られる貴重な場であったとのことです。
また、目黒さんからは、「1社ごとにブースの“におい”が違い、革のつくり方や考え方の違いを肌で感じることができた」という印象的な感想も聞かれました。
それぞれが現地で見たこと、感じたことをこのように言葉にし、社内で共有していくことは、今後のものづくりや業務の質を高めるうえで非常に大切です。
今後もこうした機会には積極的に手を挙げ、学びを深めていってください。(総務・伊藤)


11月24日Vol.230
<社外めぐり:新倉庫お披露目!>
旧社員駐車場に建設中だった新倉庫が無事に完成した為、11月14日にお披露目会を開催しました。

まだ何も置いてないので、倉庫の中は広々。天井が高いのでより広く感じます。
井上部長より倉庫の設備について簡単に説明をうけた後は、お待ちかねの会食タイム!



あ、でもピザが冷めちゃっててごめんなさい!
この後お腹も満たされたところで、本日の目玉(?)じゃんけん大会!!


1位・篠田さん
2位・仲松さん
3位・糸井さん
おめでとうございます!
でもこれで終わりじゃないですよ~。ここから敗者復活戦!




見事戦いを制したのは小野さんでした!おめでとうございます!
敗者復活戦も取り入れたことで、最初から最後まで大盛り上がり。
勝ち進むたびに歓声が飛び交い、会場は熱気に包まれていました。
一方で、こちらのルール説明が少々不十分だったため、ご迷惑をおかけしてしまった場面も…。(井上部長がずっと気にされていたので、書かせていただきますね)
それでも皆さんが笑って受け止め、温かく盛り上げてくれたおかげで、終始楽しい雰囲気のまま進行することができました。
ありがとうございました!
今回はみんなで笑い、話し、賑やかに過ごす楽しい時間となりました。
今後も、このように交流を深められる機会をつくっていきたいと思っていますので、その際はぜひ奮ってご参加ください!(総務・伊藤)

11月4日Vol.229
<社外めぐり:いたがき創業祭レポ>
受け継がれる“ものづくり魂”を体感!

創業者のものづくりへの情熱をしっかり受け継ぎ、次の世代へとつないでいくという姿勢が印象的な会社です。
社員の皆さんは作業中にもかかわらず、私たちへの対応もとても丁寧で、作業後翌日の創業祭に向けて社員全員で会場準備を行っていました。




素材を大切に使う社風が、現場の隅々にまで息づいていました。


なんとこの日は廣川社長に、私の靴を直接お手入れしてもらうというサプライズも!

ものづくりへの想いと、人を大切にする社風にたくさんの刺激をもらいました。
3社トップが語る、“これからのものづくり”

そんな共通のキーワードを持つ3社のトップが集まり、これからのものづくりについて熱く語り合われていました。
その証拠に食事会では普段お酒を吞むことのない遅澤社長が、お酒に手を伸ばす様子が見られました。これは大変珍しい光景です!
会話は終始笑顔が絶えず、「一緒に新しいことに挑戦しよう」「3社で力を合わせれば、もっとお客様に喜んでもらえるものができるはず!」と、前向きな話題が次々と飛び交っていました。
これからもお客様の期待に応えられるように、そして自分たちのものづくりをもっと誇れるように——。
当社もチーム一丸となって、前を向いて進んでいきましょう!(総務・伊藤)

10月24日Vol.223
<社内めぐり:工場と人>
ここはアナログで動き続ける
もう、手間のかかることだらけ。
皮が革へ変わるための儀式を
多くの人の手が紡いでいく。
暑さ、寒さ、湿気、乾燥、
色々な風が工場内を抜けていく。
ここだから
自分たちだからできる
それが、栃木レザーの革。
(EP小川カメラマン)










10月23日Vol.222
<社内めぐり:工場内のものたち!>
栃木レザーの工場には、
いろいろな顔、
いろいろな形、
いろいろな空気がある。
革の喜怒哀楽の感情の表れ、
それぞれの「形」の違い、
そして、ものたちが集まる場所によって
生まれる独特の雰囲気。
すべてが、ここにしかない個性だ。
(EP小川カメラマン)






10月14日Vol.221
<社外めぐり〜🇮🇹タンナーレポート第2弾>

同じピット槽鞣しのGi.EIIe.Emme社ですが、想像以上に自動化が進んでいました。
自動化されている分社員数は少ないですが、隙間時間を利用するなど無駄なく効率よく人員が配置され、作業を進めている印象でした。
この辺りは今後当社でも参考にしていきたい所です。(三柴工場長)
今回視察を通して、安全面、効率面での自動化を検討していく必要性を強く感じました。
同時に、人の手じゃないと出来ない部分の技術の向上も課題だと思いました。
今回の視察を念頭に、今後のリニューアル工事含め会社の進むべき方向を意識しながら自分なりに日々の課題に向き合っていきたいと思います。(渡辺主任)
生産性と安全性の両立を目指して、今回の視察は自動化への道のりの第一歩となりました。
一歩先行くイタリアのタンナーで得たヒントをもとに、栃木レザーの進むべき道、効率のその先をみんなで考えていきましょう。
ちなみに、すべての革はQRコードで管理され、生産から消費までの過程を追跡する「トレーサビリティ」は100%(↓写真参照)。
今回は展示会含め約2週間という長い出張となりました。
三柴工場長、渡辺主任、お疲れ様でした。(総務・伊藤)


10月10日Vol.220
<社外めぐり〜🇮🇹タンナーレポート第1弾>
先月、三柴工場長と施設課の渡辺主任が当社と同じタンニン槽を使って鞣しを行っているイタリアのタンナーGi.EIIe.Emme社を視察訪問されました。
今回の<社外めぐり>は、二人の視察レポートと映像を紹介します。
次世代工場への一歩 ― 自動化が拓く新しい現場のカタチ
Gi.EIIe.Emme社の生産は1日800頭。社員は30人ほど。
水戻し、脱毛はドラム。脱灰後のピックル前鞣しは行わず、そのままタンニン槽に入れるのは当社と同じやり方です。
タンニン槽の液濃度は4段階+ドラムレタン。鞣し期間は1ヶ月。
革の移動は最初と最後のみ人がオペレーションするが、その他の移動は自動化されていました。
その為、槽と槽の間に通路はありません。革を動かすのではなく、液を循環させるところが自動化のポイントになっています。
ポンプで循環させるのは当社と同じですが、違いは槽をつなぐ穴の位置。当社は上部に穴が開いていますが、視察先は上部、下部と順番に穴が開いていて水流が動くしくみになっていました。
タンニン槽の材質はタイルでできていますが、修理時などは価格の安価なPPを使って槽を作る予定だとか。
槽とドラムの掃除、メンテナンスはコーティングも含め年2回。
またドラムレタンなどで出る濃度の濃い廃液は貯めて再利用(タンニン槽に入れる)しているそうです。来週の火曜日に、第2弾をお送りします。



9月9日Vol.214
<社内めぐり~未来のチカラ+地域企業として~>
少し前になりますが、7月中旬栃木農業高校の生徒さんたちが開発した「ゆずシールド(ゆずの果皮から抽出したオイル)」を使って、当社の革に塗布する実験を行いました。
ゆずシールドはもともと、ゆずの香りと抗菌効果を生かした天然素材のオイルで、食品や日用品への活用が期待されています。通常はジャムにして販売をしているようですが、今回ドレッシングに挑戦したところ苦味が強く商品に出来なかったのだとか。
そこで今回「革にもオイルを使うハズ!自分たちが作ったゆずシールドを使えないか?」というちょっとした発想から当社へ連絡が来たのです。
当日は4名の生徒さんが来社してくれました。


・革の表面がしっとりと落ち着き、自然なツヤが生まれた
・ゆず特有の爽やかな香りがふわっと漂う
・水分のはじき具合も向上しそうな手応え
という、意外にもしっかりと効果を感じられる結果となりました。
さらに嬉しかったのは、農業高校の生徒さんたちが、私たちの社名や革製品をすでに知ってくれていたこと!
「自分たちの作ったオイルが、あの栃木レザーの革に塗れるんだ!」と、実験を心待ちにしてくれていたそうです。


これからもそんな未来を描く取り組みにお声がけいただける企業でありたいですね。
(総務・伊藤)

9月4日Vol.213
<YouTube続編配信のお知らせ>
7/31に撮影されたLEDER OGAWAさんのYou Tubeですが、
第2話「職人の質が革の品質に直結することの証明PART2」
第3話「栃木レザーの社長が語る栃木レザーの真の魅力」も追って公開中です!
こういった取材や撮影は、社内にいる私たち社員では気づかない栃木レザーを発見したり、遅澤社長の考えや思いを知る貴重な機会でもあります。
ぜひご視聴いただき、再度自分たちの仕事を見直すきっかけにしていきましょう。


9月2日Vol.212
<社内めぐり・大盛況!社内ファミリーセール開催!>
8月4日、第2回nogake即売会社内ファミリーセールを開催しました。

株式会社エグゼクティブプレスの松井社長とカメラマンの小川さんにもご参加いただき、会場は活気にあふれました!
自社ブランドとはいえ、nogakeが“70%オフ”という特別価格で並び、社員同士が革製品を手に取りながら語り合う姿や、ご家族へのプレゼントを選ぶ様子が見られ、和気あいあい、笑顔に包まれた時間となりました。
今回松井社長より、次のような感想をいただいています。
「まず、家族のために買っている方が多いことに心温まりました。そして、皆さんが自分たちの革を心から愛しているのだと強く感じました。商品を前に社員同士が革について語り合う姿が印象的でした。特に、ベルトと財布を迷っていた社員に社長が「財布はお前が選べ。ベルトはオレが選ぶ」と声をかけていた場面は忘れられません。
社長が皆さんと楽しそうに接している姿も素晴らしかったです。」

社内の一体感を感じていただけたことは、会社にとっても大きな励みとなりました。
松井社長の感想通り、この日一番楽しそうに社員と接していた遅澤社長!
実際社長に接客していただいた方いかがでしたか?良い買い物ができたでしょうか?
今後この社内報「だからMIMOSA」でも、社員みんなで楽しめる企画を考えていけたらと思います。

(総務・伊藤)

8月21日Vol.206
<社内めぐり・職人別経年変化>
今回私物を見せてくれたのは、1課の安生貴博さん。

石灰水をたっぷり含んだ、見るからに重そうな皮を1枚1枚手で引き上げていく大変な作業です。
以前安生さんに1課の作業は体力的にも大変では?と聞いたところ、「確かにきついけど常に動いているのが自分に合っていて、作業も面白いんです!」と話してくれました。
1課だけでなくどの現場も重労働の中、こうした発言を聞くととても頼もしく嬉しく思います。

メーカーは違いますが、この三角コインケースはノベルティなどでも採用される人気商品です。
普段はバッグの中に入れているとのことで、表面のあたりもなく、とても綺麗な状態です。
前回紹介した目黒さんは、普段から作業着のポケットに入れて使っていたので表面のあたりが多かったですよね。
そんな風に使い方で変化の仕方が変わってくるのが革の醍醐味であり、その人の性格などが現れる面白さでもあります。
「以前製品課で革を巻く作業の手伝いをしてもらったとき、安生くんはとても丁寧に巻いてくれた」という話を耳にしたことがあったので、几帳面な性格なのかもしれませんね。

特別なお手入れというよりは、手にハンドクリームを塗った時その手で一緒に触わっているんだとか。それは簡単でいい方法なので、ぜひみなさんも真似してみましょう!
安生さん、ありがとうございました。(総務・伊藤)

8月5日Vol.205
<社内めぐり・初メンテナンスDAY>
兼ねてから指摘のあった機械の掃除やメンテナンス。
そもそもが古い機械ということもありますが、通常は作業優先でなかなかじっくり時間を取るのが難しいというのが現状です。
その為いきなり動かなくなったり、替えの部品を用意するのに時間がなかったり、かえって作業効率が悪くなることも多いですよね。
そこで思いきって工場の稼働を止めて、この2日間点検や5S、整理整頓を徹底しよう!という初の試みを実地することになりました。




各自普段気になっていたことを質問したり、説明を聞いて初めて知ることも多かったようです。

また普段と違う動き方をしていないか、異音がしないかなど相棒である機械の声にもぜひ耳をかたむけてほしいなと思います!
今回初の取り組みでしたが、これを機に革作りと同じくらい機械メンテナンスや日々の整理整頓にも取り組んで行きましょう。
(総務・伊藤)

7月22日Vol.204
<社内めぐり・目黒コレクション>
これまでもいろんな方の私物や使用品を紹介してきましたが、今回はついにあの方、
遅澤社長が愛してやまない3課の目黒和広さん!
昔現場でよく一緒に作業をしていたそうで、今でも作業する時ふたりの息はピッタリ!
自然と呼吸を合わせてしまうのか、作業に勢いがあるんです。
恐らくこれが以前社長が話していたノリなのかもしれません。
とにかく社長は目黒さんが大好き(笑)
この日も「ツーショットお願いします!」と言うと、立ち位置をかえたり、チャンチキの持ち方だったり色々こだわっていました(笑)

革を削り滑らかにすることで傷を目立たなくしたり、貼り合わせやすくするなどの
効果があります。
粉塵舞う中、防塵マスクをつけての作業ですから、暑さもひとしお。だからこそ、社長はそんな目黒さんが革製品を使うとどういう変化をするのかに興味があるようです。
今も何か気になる商品を見つけては「これ目黒に使わせよう!」と嬉しそうに持って行くのです(笑)

色はキャメル。
作業中常にポケットに入れているそうで、汗を吸ったズボンの生地と足で擦れると言っていた目黒さん。
黒くなっている部分がその擦れた場所ですね。

色はネイビーです。
こちらは内側を見ないと一瞬黒かと思ってしまいそうです。
他の色に比べて、ネイビーやグリーンなどは変化が分かりやすいですね。


使い方でそれぞれ違った変化がみられるのが革の特徴でもあります。

これからも社長の愛を受けて、目黒コレクションをどんどん増やしていってください!
(総務・伊藤)

7月15日Vol.203
<社内めぐり・新商品開発モノがたり>

イタリアで開催された展示会「LINEAPELLE」。
ここに向けて、三柴工場長が制作した革「HOKU」。
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を革にまき、人工的に虫食い跡を作り、
空うちした後シボの突起したところだけ手塗で色をつけ(通称頭はり)、
最後はバインダー(樹脂コーティング)とラッカー(マット加工)で仕上げたもの。
これは、新商品開発プロジェクト第2期生、
山本若奈さんの発案をきっかけにうまれた革でした。

ちなみに「HOKU」とは、ハワイ語で星空という意味。
ネイビーの革で虫食いを試作した時、
まるで夜空に輝く満天の星に見えたそうです。
三柴工場長、案外ロマンチストなんですね!
若手とベテランのブレンド
そんな三柴工場長はじめ管理職は、無駄なコストを削り、
安定した品質を保ち売り上げに繋げるかが大きなテーマです。
横道に逸れず、付加価値の高い革づくり。
組織の中で与えられた任務、責任を考えれば当然のことです。
ここで難しいのは、低コストを実現しながら洗練された革への発想。
経験が豊富なだけに、どうしてもコストが優先してしまいます。
一方、入社間もない社員は、革への興味、好奇心にあふれ、
知らないからこその柔軟な発想を持っています。
そんな若手のアイデアとベテラン社員の知識と技術が組み合わさり、
本来の栃木レザーに新たな魅力が加わった。
「世代を超えた協働」の結晶が「HOKU」。
もちろん、イタリアの展示会では大変好評だったようです。
完成商品で実験!
今回この革を使ってハードなイメージのバッグを作ってみようと、
遅澤社長がハシモト産業の「NEKONOTE」チームに依頼して、
巾着を作っていただきました。

これ、あるあるですよね(笑)。
それどころか、革はハードなイメージなのに、
製品になったら上品で落ち着いた雰囲気に!
では実際使っていくと、ここからどんな風に変化していくのか。。。

シックで少し和の雰囲気漂う巾着、若い山本さんが持つとまたイメージが変わって
とっても可愛いですね!
社長からは「毎日ガンガン使うこと!そうだ、弁当入れるといいよ!」と
言われていました(笑)
大事にしたい気持ちを抑え、毎日お弁当入れとして活躍中かな?
また変化の様子も見せてもらいましょう。
守ることと挑戦することは真逆でありながらも平行させていくべきもの。
こうした取り組みからうまれた気付きを、また次に繋げていきたいですね。(総務・伊藤)

7月1日Vol.197
<社内めぐり・宙を舞うヌメ革>
雨の日の朝礼で集まる所、製品課が作業している通常「12号」と呼ばれる場所。
毎日逆井課長の大きな掛け声とともに、ヌメ革の選別を行っています。
「いち~!(1)」で、隣のパレット。
「に~!(2)」で、隣の隣のパレット
「さ~ん!(3)」で、一番遠くのパレットへ!

この作業、桑垣さんと小野さんがペアになり革を持ち上げ、タイミングを見て桑垣さんが手を放し、小野さんが支点となって革が宙を舞っていきます。
板のように硬いヌメ革だからこその光景です!
ちなみに「1」が1級、「2」が2級というわけではないそうで、用途に合う革、合わない革を選別する番号なんだそうです。
この日逆井課長「さ~ん!」の連呼だったので、意味を知らない私は「え~💦そんなに悪い革が多いのかな?💦」とドキドキでした(苦笑)

小野さんも桑垣さんも凄いのですが、逆井課長の時は革が宙を舞っている時間が本当に長いのです!
うちはペアで行う作業が多いですが、この作業も相手と息を合わせた連携プレーですね。
めちゃくちゃかっこいい!
この日も一連の作業をベテランの竹内さんがあたたかい目で見守っていて、製品課4名の一体感が伝わってくるヌメ革の選別作業風景でした。(総務・伊藤)

6月24日Vol.196
<社内めぐり・肌感覚を研ぎ澄ませる>

手帳カバー、スマホケース、キーケース、iQOSケース、ブレスレット、
すべてJACAJACAHUKUROさんのブラック(赤糸)で統一されています。
立場上さまざまなメーカー様のアイテムを使われていますが、常に身に着ける小物類はJACAさんがお気に入りのようです。これだけ見ても、栃木レザーファンであることが伝わってきますね。社長が自社の製品、企業文化を心から大切にし、それを周囲に発信することで、社内・外にポジティブな影響を与えていると感じます。

時には一緒に作業することも!
これもまた手伝いというより、しっかり戦力になってしまうのが凄いところ。
うちはどの課も2人1組のペアで行う作業が多いので、流れがスムーズになるよう、
この日も熱乾室にてパっと吊り棒(通称チャンチキ)を持ち、革を下ろし始めました。
自分が現場に入り込み、社員とともに作業をすることで、革と向きあっているのだと思います。
そのものづくり現場は、ショップの運営やオリジナルブランド「nogake」の販売や広告等の仕事をする上でも、発想の原点となっています。

革に関してはもちろん排水や機械に関することも、雑談を交えながら実際その現場で作業をしている従業員の考えや意見に耳を傾けられています。
社長の言う「肌感覚」は、栃木レザーの物づくりに欠かせない要素の一つです。
私たちも経験を積んでいくなかで、その肌感覚、持っていると思います。
自分の肌感覚で考え、語れるようになれば、
いろいろな気付きや発見とともに、その感覚は磨かれていくのかもしれません。
当然、品質も上がっていくでしょう。
皆で力を合わせて、栃木レザー全体の底上げを目指したいですね。(総務・伊藤)

6月16日Vol.195
<社内めぐり・アンテナショップにて中学生職場体験>

将来どんな仕事に就きたいか、自分で考えて当社を体験場所に希望してくれた生徒さんがいるというのはとても嬉しいことですね!
南中学校から申し込みいただき、昨年からスタートしたこの職場体験。
今年ショップに来てくれた生徒さんの自己紹介文には、自身の性格で直したいところや身に付けたい目標、また自分の長所など自己PRがしっかり丁寧に書かれていました。


スタッフに教わりながら値札のシール貼りや端材革の仕分けなどを体験。
こうして直接革に触れることも初めて。
「革ってこんなにかたいんだ」と感想を話してくれました。

緊張しながらも目標にあげていた接客面では、場面ごとに言葉を選び「お待たせいたしました」「お預かりいたします」など、普段使わない言葉でお客様と接することができました。
また、こちらの指示を素直に受け入れ、丁寧にきびきびと対応してくれました
2日間という短い期間ですが、少しでも将来仕事をする自分の姿をイメージすることができたかな?
地元に革を作って、それを販売している会社があったと、革という素材が印象に残ってくれていたら嬉しいですね。
期間中あたたかく見守りフォローにあたったショップスタッフのみなさん、お疲れ様でした。(総務・伊藤)

6月9日Vol.194
<社内めぐり・アンテナショップアルバイト>
GW明けの週末も、北條さんがショップアルバイトに来てくれました。
北條さんも気付けばバイト回数が5回となり、篠田さんに続き社長より嬉しいプレゼント!
この日は出張で不在の社長から商品を渡すという重要な任務を任された富山さん。ちょっと緊張気味です(笑)

この鞍シリーズは、社内報でも何度か取り上げている「STB」という特に多くの工程を経てできる革を使用しています。
鞍シリーズといえばキャメルが代表的なのですが、北條さんが選んだ色は黒でした。

そこで実際使ってみて変化の過程も確認してみたいと思ったのだとか。
普段ポータブルを担当している北條さんならではのチョイスですね!
またこの日はショップのInstagram用に今使っているお財布も撮影させていただきました。

あたりの多い部分は下地の黒が出てきていますね。使用期間は1年ほどだそうですが、新品のものとはだいぶ印象が違います。
SNSでは経年変化の参考になるように、使用前と使用後の変化をわかりやすく紹介しています。
特にこの経年変化に関する投稿は反応が良いのです。
私物紹介してもいいよ!という方、是非ご協力をお願いします!
北條さん、5月のアルバイトお疲れ様でした(総務・伊藤)

5月26日Vol.188
<社内めぐり・GWアンテナショップアルバイト革販売会>
お客様からいただくパワーは100倍!
今年のGWもアンテナショップにて革の即売会を開催しました。事前にSNSで告知もしていましたが、初日は開店前から多くのお客様が足を運んでくださり、急遽時間前倒しでの開店となりました!

他にも最初は「黒が欲しい」と言っていたお客様が、「赤もきれい!」「緑も素敵!」と結果まとめ買いをしてくださったり!
下地の問題での傷や色ムラの説明にも熱心に耳を傾けながら「これを活かしたデザインを考えます!」と言うお客様も!
実際お客様が作られた製品をご紹介できたら、面白いですね。
お客様もこの1年間で試行錯誤を重ねられ、知識と技術を習得されたことを実感しました。私たちも1年を振り返り、去年の自分と比べてどう成長できているか、また来年どうなっていたいかの目標を持って仕事に向き合いたいですね。

この日はSLOWのトートバッグ着画モデルに♪
天候にも恵まれ、お客様からたくさんのパワーをいただいたGW革販売会でした!
(総務・伊藤)

5月21日Vol.187
<社外めぐり・ハシモト産業さま訪問②>
今回ハシモト産業さま訪問で、見せていただきたいものがありました。

クラウドファンディング発売開始3日で8800万円を超えたという、長財布史上「最薄」「最小」を目指して作られた『it mode Air』
こちらも「NEKONOTE」チームで製作されているのです。

納期に追われれば追われるほど「やってやるぞ!」という空気感になるという「NEKONOTE」チーム!


可愛いヘアカラーとネイルが印象的な「岡さん」が話してくれました。
岡さんからは作業工程はもちろん、普段使っている自作の工具を見せてもらい、自身で工夫されていることやこだわりなど、色々なお話を聞くことができました。
そして今回も目にとまったのがこちら。

これをパーツとして使う作り手さんがいらっしゃるとのこと!

お客様を想像した仕事。これが遅澤社長が朝礼で話しているようなイベントへの参加やショップアルバイトで得られる感覚なのかもしれません。
こうしたひと手間が、また次の作り手さんに繋がる重要な作業になっていると思います。

栃木レザー社内でも今各課さまざまな取組をしていると思いますが、こうした日常での気付きや工夫を大きなヒントや成果に繋げていきたいですね。(総務・伊藤)

5月19日Vol.186
<社外めぐり・ハシモト産業、YES訪問>
今回TUTAYAを営むうさぎや様より「本を彩る商品」として3アイテムの依頼を受け、3月中旬アンテナショップの石塚里緒さんと大阪のハシモト産業さんが営む「NEKONOTE」チームへ商品打合せの為お邪魔してきました。
女性デザイナーならではの視点と工夫でいつもこちらの要望に一味加えてくださる「NEKONOTE」チーム。遅澤社長も最近こういった話が来ると真っ先に「NEKONOTE」チームに無茶ぶりしています(笑)。
当日その話題になると「遅澤社長の無茶ぶり、結構好きです!」と力強いお言葉いただきました!今回もサンプルの完成が楽しみです。
打合せの後はハシモト産業さんとYESさんの工房を見学させていただきました。YESさんの「漉く・継ぐ」という「スキツギシリーズ」のシートは、ここハシモト産業さんで制作されているのです。




こうしてひとつひとつのパーツが、ハシモト産業さんの技術よって「スキツギシート」となり、YESさんで製品というかたちに仕上がるのです。

ナチュラルの経年変化、素敵ですね。
この日は新作のショルダーバッグもお披露目していただきました。
サイズは2種類。内ポケットも大きめでとても使いやすそう!
アンテナショップでもYESさんファン、実は多いのです。石塚さんも「早くショップで販売したい!」と声を弾ませていました。



お洒落な近藤社長、実は若い頃本場ブラジルでサッカーに明け暮れていた元サッカー小僧だったそうです。
栃木レザーで作られた革がまた次の作り手さんによって表情を変えていく。
ハシモト産業さんのような問屋さんはまさに継ぎの役目をされています。
栃木レザーの革を一人でも多くの作り手さんに繋いでもらう為に、これからも自分たちにできることをしっかりこなしていきましょう。(総務・伊藤)

5月12日Vol.185
<社内めぐり・続・入口と出口>
1課のタンニン槽横にある木板道。
その上をカタカタと歩いていくと環境課が作業されている排水処理施設があります。
今は社員駐車場裏手と言った方が分かりやすいでしょうか。


うっかり捨ててしまったタバコの吸い殻やゴミもここに混ざります。
こうしてできるだけ上物を取り除き、極力薬品を使わず微生物の力を用いて水を浄化していきます。
これがまた気温や水量にも影響を受ける大変難しい作業で、環境課メンバーが知恵を出し合い日々試行錯誤されています。
ただでさえ施設の老朽化と本来の処理能力以上の水量との闘いである為、例えば急に工場でいつもより多く水を使ったり、通常より多くの薬品を流されてしまうと一気に状態が悪化してしまうのです。
また、事前に報告がないと原因を探るところから始めなくてはなりません。
もし排水処理施設が止まるようなことになれば、その時点で革作りも出来なくなってしまうのです。


また昨今は一般的にも環境配慮への関心が高く、近隣住民の視線も意識しなければなりません。
ベジタブルタンニン鞣しの革作りは、革を作って終わりではなく、最終的に自社で使った水を川へ帰すことではじめて終わりを迎えることができるのです。
その為にも各課何かを流す際は独自で判断せず、上長へ相談してみてください。
機会があれば上長から環境課へ連絡の上、施設を見学できれば理解が深まるのではないでしょうか。


5月7日Vol.184
<社外めぐり:投稿者EP松井>

そんなノートを手にしたら、
どんなことを書くだろうか。
日常のこと、アイデアのメモ、
それとも思考や感情・・・
その時々の想いを残すことは、大切である。
先日、そんな記録にふさわしい
特別な一冊のノートに出会った。
くるみ装上製本という手法で
綴じ込まれた和紙に、
表紙を纏っているビビッとな色の革。
作者は、アーティストの
瀬下洋子(浜松市在住)さん。
ノートも表紙もすべて、
和綴じ作家でもある彼女の手づくり。
旅先のフランスで手に入れた
革のはぎれを縫い合わせ、
「楽しい街」を表現したのはピンクのカバー。
もう一つは、米国の詩人ジョイス・キルマーの作品
「TREES」がモチーフ。
「好きに縫って遊んでいるだけ」と、力むことなく
生きものやモノたちの物語を紡ぎ出しているのが、
この作品の魅力。
そんなノートを手にすると、ワクワク感が高まる。
それは、命が宿った革と日本伝統の和紙という素材を、
熟練の職人さんたちが丁寧につくり上げ、
アーティストが心を吹き込んでいるから。
伝統と現代が織りなすストーリーが、
特別な価値を、この一冊にもたらしている。

