
今号の社員インタビューは、現在、産休中にもかかわらず、9ヵ月近くになる娘さんを連れて取材対応をしてくださった小川和泉さん。人見知りもせず、笑顔の娘さんに見守られながら、仕事のことや、プライベートなことなど語っていただきました。
8月25日Vol.207
社員インタビュー
第1話_小川和泉さん(商品販売部)

栃木レザーとの出会いは、6年ほど前だったと思います。きっかけは、前社長の山本社長がお元気だった頃、よく行かれていたゴルフ場に、私の母がキャディとして勤めていたんです。プレー中に新しい店舗と私の話題になったようで、帰宅した母からいきなり、「明日、栃木レザーに行きなさい!」と言われて。訳もわからず山本社長を訪ねたんです。
そこから、何がなんだかわからない日々がはじまったんです。
会社行ってみると、「お店をオープンするから、仕事してみない?」と声をかけていただき、そのまま入社することに。ちょうど、それまで勤めていたヤマト運輸での仕事の契約期間が終わり休んでいたタイミングで、次の仕事を探しているときでした。でも、栃木出身なのに、栃木レザーも、革のことも何もわからず・・・
お店がオープンするまでは、製品課のお手伝いをしていました。そこで、はじめて革と関わったのですが、私は革好きでもなく何の知識もないので、ショップで販売の仕事ができるのか、わからず・・・
ようやく開店の準備が整い、2020年2月にオープン。真冬の寒い日でした。タンナーである栃木レザーが試みる初のアンテナショップ。自社ブランドへの初挑戦ということもあり、これまでとは違った新規事業で、山本社長の期待はすごく大きかった。それもすごくプレッシャーで・・・
まだ商品もちゃんと把握できていなかったので、「〇〇とって」と商品名を言われても訳がわからず・・・
在庫を取りに倉庫へ行っても、どこにあるのかわからず・・・
ただただ、動き回る日々・・・
オープンと同時に、予想以上に多くのお客様が来店してくれました。ショップは、店長と私を含め4人。「がんばろう!」とみんなでタッグを組んで初日を迎えたこと、それだけはしっかり覚えています!


8月26日Vol.208
社員インタビュー
第2話_小川和泉さん(商品販売部)

子どもの頃から自由奔放に育てられたせいか、好きなことにものすごく没頭するタイプなんです。一人っ子なので、だいぶ甘やかされましたね。
小学校3年生の時に、パソコン教室に行きたくて、通わせてもらったんです。ローマ字入力にはまって、タイピングがすごく面白かった。
「名探偵コナンタイピング」というタイピングのゲームがあって、名探偵コナンの世界観で練習ができて、教室内ランキングが出るんです。負けず嫌いな私は、当時、ランキングに載っていた人を全部自分の名前に塗り替えちゃって。先生から大目玉!
「小川さんがやりすぎて、誰も抜けなくなっちゃったわよ。どうしましょう!」って(笑)。高校生になっても、私の名前はそのまま残っていました。その後、教室はなくなり、自分の記念すべき記録は消えてしまいましたが・・・
そんな体験からバックシステム担当に
アンテナショップがオープンして少し落ち着いて来た頃、ほぼアナログで進めていた業務内容を、デジタル化していこうとなったんです。
子どもの頃からパソコン操作に慣れ親しんでいた私がやることになって。どうしたら、仕事がやりやすくなるのか・・・。こうして、業務の見える化に向けてシステムづくりがスタートしたのです。


8月27日Vol.209
社員インタビュー
第3話_小川和泉さん(商品販売部)

最初に着手したのは、発注関係。次にレジ関連、オンラインの設定、そして産休前に、レジと店舗とオンラインの在庫の連携させる在庫管理のデータ化に取り組みました。出入りの業者さんにアドバイスをもらいながらも、独学でなんとか完成させました。
在庫管理のデータ化は、倉庫の在庫とお店の在庫がまとまって管理されていたので、そこをどうしても分けたかったのです。こだわったのは、実際使う立場で管理しやすい解釈にすること。基本フォーマットをカスタマイズしながら、EXCELでつくりこんでいきました。
データ化は、業務を効率化させたり、様々な情報を皆が共有できるようになります。例えば、Aという商品は今、どのぐらいあるのか、データを見れば一目瞭然。多少ずれちゃったりもするので、そこは今後の課題です。
学びだらけの経験
パソコン作業は、苦じゃないです。ずっと座って画面を見続けていても大丈夫。「名探偵コナンタイピング」で鍛えましたから(笑)。在庫管理のシステムをつくっていた時は、もう、夢中でしたね。
業務のデジタル化は、店長も信頼して任せてくれるので、自分がやるべきこと、と思っています。
でも、システムは、ただ作成すればいいというわけではないです。産休前にシステムの使い方をスタッフの皆さんに共有しようと思ったのですが、私自身、説明するのがすごく苦手。操作方法を言葉にするって、難しいですね。
皆がちゃんと使えるようになるまでが、つくった人の責任だと思うので、そこも私の課題です。


8月28日Vol.210
社員インタビュー
第4話_小川和泉さん(商品販売部)

ショップには、平日で30人〜40人くらい、週末には100人を超えるお客様が来店します。県内、県外、半々くらい。
栃木レザーファンがたくさんお見えになりますが、他のサイトで見た商品を買いに来るお客様も多いんです。
「アマゾンで見たんですけど、この商品ありますか?」とか。「それはうちでつくっている商品ではないんです」とご説明して他のものを奨めますが、それでも「じゃ、どこで買えますか?」って聞かれます。
「栃木レザー使用」ってサイトに載っていますから、うちでつくっていると思い込んでいるんですね。お客様がほしいと思っている商品を販売している店舗を、こちらも把握していないので、紹介することもできず・・・。悩ましいところです。
知らなかったからこそ胸に刺さった
栃木レザーの強み
以前、取引先の方から、「栃木レザーさんの商品は、ほんとに長く持ちますね」って言われたことがありました。外の人から聞いてはじめて知ることもあります。いい革だから、経年変化も楽しみながら味わえる。自分にとっての価値がプラスされるのが栃木レザーの良さなんだな、と。
その価値をお客様に知ってほしい。やっぱり長く使えるっていうことってすごく大切ですから。


8月29日Vol.211
社員インタビュー
第5話_小川和泉さん(商品販売部)

私は、恥ずかしがり屋で人見知り。だから、接客業は苦手意識があるんです。「今日はうまくできた」と思える時と、「今日はダメ」と落ち込む時と、葛藤の毎日でした。
『今だ、いかないと!』と心のなかでカツを入れても、グイグイいけない。「私はここにいますからね!」というのをお客様が感じる程度の距離感を保つタイプなんです。
話し上手じゃないので、聞き役に徹するというのもあります。その方が、お客様も安心して商品選びを楽しめるのでは、と、自分に都合よく考えたり、笑。うまくいかない日は、いつもスタッフに助けてもらっています。
お客様もスタッフも十人十色。自分ができる小さなことをコツコツ積み上げていきたいですね。
産休もあと少し。旦那さんも育休で半年お休みいただいたので、2人の協同作業で子育てをしました。娘も順調に成長してくれて、そろそろ仕事モードにならなければ!
復帰したら、在庫管理を楽にすることで貢献したいですね。データ管理はできるようになりましたが、私の試みは道半ば。お店の展示品がオンラインショップの在庫に反映されてしまうので、そこを分けたいのです。
お店に展示してすぐの商品ならいいのですが、時間が経って劣化がみられる商品しかなく、それがお客様のカートに入ってしまう場合があります。そういう時は、こちらから電話をして商品の状態をお伝えするなど、ひと手間かけています。
顔の見えないお客様にも、いい商品を、いい状態でお届けする。それがショップのつとめですね。(本日で配信終了です)
<取材を終えて>
「岸本勇太」という舞台俳優の推し活に生き甲斐を感じている小川さん。表現力豊かで、すごくはまっているとか。「舞台を見にいくためにも仕事をがんばりたい!」と。母親となって、お店に立つ日も近いですね。小川さん、取材協力ありがとうございました。

